【ラウンドテーブル】Zone A(学校)の詳細について

Zone A 学校 子どもたちのコミュニティを支える教師のコミュニティ/世代を超えて協働する学校 
 
 6月のラウンドテーブルでは学校を中軸に置きながら、地域や家庭といった学校の外にまで広げた協働について考えてきました。そこで今回はもう一度、学校の中に視点を戻し、テーマ「子どもたちのコミュニティを支える教師のコミュニティ」を前提に、「世代を超えて協働する学校」として学校づくりを捉え直します。前回のラウンドテーブルで課題となった「やらされ感」や「教師間の温度差」を超えて、本当のコミュニィティを育み、自校の改善に協働して取り組んでいくためにはどうしたらよいのか。管理職、ミドルリーダー、若手教員等、それぞれの立場で学校づくりを語り合う中で、「世代を超えて協働する学校づくり」について、お互いに考えを深めていきたいと思います。
 
SessionⅠ ポスターセッション 12:40-13:50
 福井県内外の小学校・中学校・高校・特別支援学校から、世代を超えてつながりを生む学校づくりの実践についてポスター報告が行われます。ポスター報告にもとづき、各校及び参加者で互いの実践を交流します。
 
SessionⅡ シンポジウム 14:00-15:20 「世代を超えて協働する学校」
①   福井市至民中学校 淵本 幸嗣校長の報告
 平成20年度移転開校となった至民中学校では、教科センター方式、クラスター制等さまざまな新しい取り組みを実践してきました。また、今年度は70分授業を発展的に解消し、新たな展開に挑戦しています。学校を組織として運営することについて校長としての実践を語っていただき、「世代を超えた学校づくり」についてご提案いただきます。

② 東京都板橋区立赤塚第二中学校 岡部 誠教諭の報告
 福井大学教職大学院拠点校である赤塚第二中学校では、「つながり力」のある学校として、授業改善を柱とした協働研究を進めています。今年度は教科センター方式を導入した新校舎となり、さらなる深化を図っています。ミドルリーダーの先生から協働研究についての実践を語っていただき、「世代を超えた学校づくり」についてご提案いただきます。
<コーディネーター> 鳴門教育大学教職大学院 佐古 秀一教授の講演
 学校組織マネジメントについてご研究の佐古氏に、「世代を超えて協働する学校づくり」という観点からご講演いただき、さらに2校の報告についての意義をお話しいただきます。
 
SessionⅢ フォーラム 15:30-17:30
 先の2つのSession を受け、それぞれの立場で学校づくりに挑戦している福井県内外の管理職・ミドルリーダーから協働を生むための具体的取り組みと現状について報告していただきます。管理職・ミドルリーダー・若手教員等で構成したラウンドテーブル形式で、まさに世代を超えて協働しながら、各校の挑戦を傾聴し、議論し、共有していきたいと思います。